ファンテイジアの待望の4作目がリリースされました。元祖アメリカン・アイドルもデビューしてからすでに9年目に突入。すでに中堅の域に入っていますが、マイペースに活動しているのがいいですね。
約3年ぶりとなる今作、全米チャートでは前作と同様、初登場2位を記録しています。シングル的に派手なチャートアクションがなかったにもかかわらず、これだけのセールスを記録したのは素晴らしいと思いますね。「アイドル」という枠組みを越えて、彼女がR&Bファンに支持されている証拠ではないでしょうか。
さて、今作で注目すべき点と言えば、アルバムほぼ全編をロンドン出身のハーモニー・サミュエルズがプロデュースしているということ。自作自演系以外で、一人のプロデューサーとがっちりタッグを組むというのはR&Bではとても珍しいことだと思います(近年だとクリセット・ミッシェルも同様の試みをしてましたね)。相性の問題もあると思うけど、よっぽど波長が合ったのでしょう。
さて、それではさっそく内容に移りましょう。