テイマー・ブラクストン。この人の突然のブレイクはR&B業界にとってある意味今年最大のサプライズかもしれませんね。
ブラクストンと言えば、トニー・ブラクストンが有名過ぎますが、そのブラクストン5姉妹(!)の末っ子にあたるのが、このテイマーです。
実は2000年に『Tamar』というアルバムでソロデビューしているんですよね。ただ、セールス的には全く振るわず。それ以降、目立った音楽活動はなかったわけで、いわば今回が13年ぶりにカムバックということになるわけです。スゲー。
ブレイクのきっかけは、ブラクストン姉妹らが出演するリアリティ・ショー『Braxton Family Value』と、そのスピンオフ的な『Tamar & Vince』とされています。アメリカでのリアリティ・ショーの影響力がどれほどのものか、日本にいてもなかなか想像しづらいのですが、そこでのテイマーのセレブっぷりが注目を集めたようですね。
テイマーといえば、プロデューサーのヴィンセント・ハーバートと結婚しており、今年には第1子を授かっていますが、ヴィンセントといえば数多くのアーティストを手がけており、その中にはレディー・ガガの名前も含まれています。彼女のブレイクのきっかけとなったシングル「Love & War」に関して、楽曲のよさに加えて、ガガがツイッターで後押ししたことが影響しているとも言われています。
ということで、紐解いて見ると、いろいろな経緯があって今回のアルバムリリースに至っているわけですが、本作は初登場全米2位をすでに記録しています。R&B作品でこの結果は素晴らしいですね。
さっそく、内容を見ていくことにしましょう。
2013年9月19日木曜日
2013年9月17日火曜日
Joe『Doubleback: Evolution of R&B』(2013)
すっかり秋になりましたね。R&B業界では新作がたくさんリリースされ、こちとらレビューがまったく間に合っていないのですが、マイペースに更新を続けたいと思います。
さて、今回はジョーです。秋にふさわしいじゃないですか! でも、このアルバムがリリースされたのは7月・・・まだ夏でしたねw
今回で10作目になるジョーですが、ここ日本でも絶大な人気を誇っています。恒例のビルボードライブでも11月に来日予定の彼ですが、日本でのライヴがCD化されるほど(『Joe Live From Japan』)、彼と日本のファンとの関係というのは特別なものと言えそうですね。チケット高いから、観に行くの躊躇われるのだけど。
さて、93年にアルバムデビューしてから20年経つわけですが、その間にこれだけコンスタントにアルバムをリリースし続けてきたわけです。紆余曲折あったとはいえ、10枚もアルバムを出し、そして多くがトップ10入りしているというのは驚きです(そしてわたしのライブラリーにもほとんどのアルバムがあるわけです)。今作も初登場全米6位を記録しています。
ここ数年はキダー・マッセンバーグのインディー・レーベルからのリリースが続いていて、今回もインディー発ということになるのですが(おかげでお値段がちょっと高め・・・)、むしろそのおかげで彼らしい作品がコンスタントに発表されているので、ファンとしてはうれしい限りですね。もちろん、インディだから作品の質が落ちるだなんてこと全くなくて、さすがだと思います。
今作で注目すべきことと言えば、まずはこのジャケ写でしょうw 誰が見たいとリクエストしたのか、意外とムキムキなセクシー・ボディを披露しています。ブラウン系の色調もこれまでのアートワークを踏襲してますね。
そして、タイトルなんですが・・・「倍返し」と訳したくなる衝動に駆られるのはわたしだけでしょうか。
"Doubleback"というのは「引き返す」というような意味があるそうなのですが、「R&Bの進化」を謳う今作が、どこへ向かおうとしているのか、気になるところですよね。
さっそく、中身を見ていきましょう。今回は半数の6曲(1,3,5,8,10,12)をジョー自身が手がけ、5曲(2,6,7,9,11)をデレク・アレンがプロデュース、1曲(4)のみスターゲイトがプロデュースという布陣になっています。
さて、今回はジョーです。秋にふさわしいじゃないですか! でも、このアルバムがリリースされたのは7月・・・まだ夏でしたねw
今回で10作目になるジョーですが、ここ日本でも絶大な人気を誇っています。恒例のビルボードライブでも11月に来日予定の彼ですが、日本でのライヴがCD化されるほど(『Joe Live From Japan』)、彼と日本のファンとの関係というのは特別なものと言えそうですね。チケット高いから、観に行くの躊躇われるのだけど。
さて、93年にアルバムデビューしてから20年経つわけですが、その間にこれだけコンスタントにアルバムをリリースし続けてきたわけです。紆余曲折あったとはいえ、10枚もアルバムを出し、そして多くがトップ10入りしているというのは驚きです(そしてわたしのライブラリーにもほとんどのアルバムがあるわけです)。今作も初登場全米6位を記録しています。
ここ数年はキダー・マッセンバーグのインディー・レーベルからのリリースが続いていて、今回もインディー発ということになるのですが(おかげでお値段がちょっと高め・・・)、むしろそのおかげで彼らしい作品がコンスタントに発表されているので、ファンとしてはうれしい限りですね。もちろん、インディだから作品の質が落ちるだなんてこと全くなくて、さすがだと思います。
今作で注目すべきことと言えば、まずはこのジャケ写でしょうw 誰が見たいとリクエストしたのか、意外とムキムキなセクシー・ボディを披露しています。ブラウン系の色調もこれまでのアートワークを踏襲してますね。
そして、タイトルなんですが・・・「倍返し」と訳したくなる衝動に駆られるのはわたしだけでしょうか。
"Doubleback"というのは「引き返す」というような意味があるそうなのですが、「R&Bの進化」を謳う今作が、どこへ向かおうとしているのか、気になるところですよね。
さっそく、中身を見ていきましょう。今回は半数の6曲(1,3,5,8,10,12)をジョー自身が手がけ、5曲(2,6,7,9,11)をデレク・アレンがプロデュース、1曲(4)のみスターゲイトがプロデュースという布陣になっています。
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