「ジャパン、アイシテマ~ス」
そう口にする洋楽アーティストは数多く入れど、いまや彼女ほどそれが親しみをもち、なおかつ魅惑的なことばとして機能させられるアーティストはいないでしょう(って言い過ぎでしょうかねw)。
レディー・ガガのパフォーマンス能力の高さ、そのセルフプロデュース力の高さについて、いまさらどうこう言うのは野暮かもしれません。しかし、新作に合わせた来日プロモーションも、また期待を裏切りらない、インパクトのあるものだったように思います。ワイドショーでもこぞって取り上げられていましたもんね。
個人的におもしろかったのは、きゃりーぱみゅぱみゅやSMAPとの共演よりも、Facebookに掲載されていた山本寛斎とのツーショット写真でしょうか。今回のプロモ活動で"Kansai Yamamoto"デザインの衣装を何着も使用した彼女ですが、ついにはおっさん自身と写真を撮っちゃうなんて、うん、やっぱり目の付け所がシャープですね(笑)
さて、レディー・ガガが実際に日本のことをどのように捉えているのか。一つ言えるのは、音楽市場として捉えると確実に「外すわけにはいかない」場所と言うことでしょう。全世界に先駆け日本でアルバムを先行リリースし、オリコンチャートでも見事1位を獲得。相変わらずの人気なわけです。あそこまで力を入れて日本でプロモーション活動を行うにはそれなりの理由があるということですね。
ただ、本国での評価はどうなんだろう、と一方で思います。前作は爆発的なヒットをしましたが、そのウラには、amazonでリリースから2日間だけ99セントで叩き売りされたという薄利多売商法がありました。その賛否がどう影響したかはわかりませんが、ヒットポテンシャルが高い曲が多数収録されていたにもかかわらず「Born This Way」に匹敵するシングルヒットを量産することができず、やんわりと失速していったなあという印象を個人的には持っています。
そして残念ながら2011年と言えばガガの年ではなく、アデルの年だったんですよね。アデルの勢いが本当にすごかったから。
ということで、今作が全米1位を獲得したとはいえ、前作ほどの熱狂的な売り上げを記録しなかったとしても不思議ではないでしょう。落ち着くとこに落ち着いたと言うことなのだと思います。
でも、そこはガガ様ですよ。リスナーの期待を裏切らない作品を今回も送り出してくれたのですから。
それでは、アルバムの中身にうつりたいと思います。今作はガガがプロデュースに全面的に関与、DJホワイトシャドウ、ゼッド、マデオンといったEDM系のプロデューサーとタッグを組んで制作されており、立役者のレッドワンは残念ながら一曲に関与しているのみです。