気づけばもう3月も終わりかけですね・・・油断するとすぐにブランクが空いちゃうなw
さて、今月の音楽業界で一番の話題と言えば、このJTの7年ぶりとなる新作でしょう。現地点で、当初予想された初週50万越えから上方修正され、いきなりミリオンヒットが見えてきたというニュースがあり、今年前半の最大のメガヒット作であることは間違いないでしょう。
それにしても、鮮やかなカムバックだと思います。前作の『Future Sex/Love Sounds』が1年以上にわたり大ヒットしたがた故に、すぐに新作をリリースするとは思えなかったけど(その間、俳優業も積極的にこなしていたし)、7年というのは相当なブランクなはず。にもかかわらず、誰もがそのリリースを待ち望んでいたかのように、そしてその期待に応えるように、JTはまたこの時代に強力な新作を世に送り出してきたわけです。
そして、前作では参加を断られたというJay-Zを迎えての新曲「Suit & Tie」で、突如としてその存在感をアピールしたかと思えば、立て続けにアルバムリリースの発表、自身もTV番組などに積極的に出演するなどして巧みなプロモーション活動を展開。周到な準備を得ての満を持してのリリースです。ここまで見事な復活劇も珍しいのではないかと思います。
もちろん、その前提として、彼の音楽性の素晴らしさというのがあるわけですね。それこそがスターの証でもあるわけだから。期待はずれのものを出しても、それに金を出すほどリスナーは甘くないわけです。
ということで、文脈を語るだけでもたくさんの情報が必要な、このアルバムについて、わたしなりの感想を書きたいと思います。
まず、今作の特徴は、前作と同様にティンバランド(およびその片腕J-ロック)をプロデューサーとして迎え、ガッツリチームを組み一つの作品をつくりあげてきたこと。正規版全10曲という曲数ながら、一曲の演奏時間が長く、1曲の中でもビートが変化するなど、シングル量産というよりは、全体としてのコンセプトを優先した印象ですね。
では、さっそく内容へ。
2013年3月26日火曜日
2013年3月8日金曜日
Kendrick Lamar『Good kid, M.A.A.D City』(2012)
ケンドリック・ラマーの傑作と誉高いこのセカンド・アルバムが国内盤でも出たということで、改めて聴いてみることにしました。
実はリリースされた当初、このアルバム一度CDショップで試聴したんだけど、そのときは「今回は見送ろう」って思ったアルバムの一つだったんですよね。それほど、パッと聴いたときの印象はそんなによろしくなかった。
それでも、次にCDショップにいった際に結局買うことにしたのは、このアルバムの批評家のみなさんの評価があまりにも高かったから。「え、このアルバムそんなにスゴイの?」と思い、ちょっと高かったけど、わざわざ2枚組のデラックス盤を購入して、聴いたのでした。
でも、何回か聴いて、いつの間にかコレクションの中へ・・・気分の問題もあるけど、そんなにしょっちゅう聴いてられないなあというのが、正直なところです。だって、暗いねんもんw
ケンドリック・ラマーの名前、というか存在を意識したのはThe Gameの『The R.E.D. Album』の2曲目に入っていた「The City」を聴いたときでしょうか。これにはぶったまげました。完全にゲームを食うような感じで威勢よく彼がラップしていたから。スキルもさることながら、なぜ冒頭からこんな主役食いな客演をゲームは採用したのだろうかと。まあ、まだメジャーじゃなかったから、同郷のラッパーとして後押ししたかったのかもしれませんね。結果としていまここまで成功を収めているのだから、親分としての役割はきちんと果たせたということでしょう。
このアルバム、ドクター・ドレーの主宰するアフターマスからのリリースです。今作でもラッパーとして登場してますが、残念ながらビートは提供していません。キャッシュマネーみたいにレーベルとして成功をおさめる気などさらさらなく、いままで何人ものアーティストが塩漬けにされたこのレーベルからアルバムが出たというのがある種の奇跡かもしれませんが、ドレーのOKをもらえたというだけで、もうタダ事ではありませんよね。
さて、内容について何曲か取り上げて触れて行きましょう。残念ながら称賛されている彼のリリシズムについて解説できる力量はないので、ざっくり聴いた印象でしかないですが、まだ聴いてないという方は参考になさってくださいませ。
実はリリースされた当初、このアルバム一度CDショップで試聴したんだけど、そのときは「今回は見送ろう」って思ったアルバムの一つだったんですよね。それほど、パッと聴いたときの印象はそんなによろしくなかった。
それでも、次にCDショップにいった際に結局買うことにしたのは、このアルバムの批評家のみなさんの評価があまりにも高かったから。「え、このアルバムそんなにスゴイの?」と思い、ちょっと高かったけど、わざわざ2枚組のデラックス盤を購入して、聴いたのでした。
でも、何回か聴いて、いつの間にかコレクションの中へ・・・気分の問題もあるけど、そんなにしょっちゅう聴いてられないなあというのが、正直なところです。だって、暗いねんもんw
ケンドリック・ラマーの名前、というか存在を意識したのはThe Gameの『The R.E.D. Album』の2曲目に入っていた「The City」を聴いたときでしょうか。これにはぶったまげました。完全にゲームを食うような感じで威勢よく彼がラップしていたから。スキルもさることながら、なぜ冒頭からこんな主役食いな客演をゲームは採用したのだろうかと。まあ、まだメジャーじゃなかったから、同郷のラッパーとして後押ししたかったのかもしれませんね。結果としていまここまで成功を収めているのだから、親分としての役割はきちんと果たせたということでしょう。
このアルバム、ドクター・ドレーの主宰するアフターマスからのリリースです。今作でもラッパーとして登場してますが、残念ながらビートは提供していません。キャッシュマネーみたいにレーベルとして成功をおさめる気などさらさらなく、いままで何人ものアーティストが塩漬けにされたこのレーベルからアルバムが出たというのがある種の奇跡かもしれませんが、ドレーのOKをもらえたというだけで、もうタダ事ではありませんよね。
さて、内容について何曲か取り上げて触れて行きましょう。残念ながら称賛されている彼のリリシズムについて解説できる力量はないので、ざっくり聴いた印象でしかないですが、まだ聴いてないという方は参考になさってくださいませ。
2013年3月1日金曜日
Chris Brown『Chris Brown』(2005)
気づけば3月・・・2週間以上更新する間もなく月が変わってしまっていました。いやー、チョクチョクと更新するのって大変ですね。
2月といえば、グラミー賞がありましたが、その影響なのか、この時期ってあんまり話題作のリリースが少ないんですよね。今月はジャスティン・ティンバーレイクの新作とか、盛り上がりそうな作品はあるんだけど、個人的にもグラミーが終わって音楽熱が少し冷めてしまっていたのかもしれません。
ということで、月が変わったので、またできる範囲でボチボチとアルバム紹介したいと思います。
クリス・ブラウンのデビュー作です。なつかしい。当時16歳。若すぎる! そして、すでに完成されている。その後の彼のスター街道、リアーナとの例のアレも含めて、彼はもうなるべくしてスターになったとしか思えません。スゴすぎです。
別にいまこの作品を取り上げる深い理由というのは特にないんだけど、いまでもゴシップ的なものを含めさまざまなニュースを提供してくれている彼の偉大さに改めてスポットライトを当ててみよう、ってなことでいきたいと思います(笑) ちなみに現在23歳です。まだまだ若い!
そういえば昔、NHKの音楽番組で彼が「Run It!」をパフォーマンスしているのをリアルタイムで観たことがあります。ほんまに16歳かいな!っていうぐらいキレのいいダンスと、クール過ぎるサウンドプロダクションに、「ああ、海の向こうから来はったんやー。スゴイなあ。でも、コレ先に進みすぎて日本で流行らんやろうなあ」と思ったことをなぜか記憶しています。もちろん、マイケルの影響が濃厚やなあということも。
では、内容をさっそく見て行きましょう。
2月といえば、グラミー賞がありましたが、その影響なのか、この時期ってあんまり話題作のリリースが少ないんですよね。今月はジャスティン・ティンバーレイクの新作とか、盛り上がりそうな作品はあるんだけど、個人的にもグラミーが終わって音楽熱が少し冷めてしまっていたのかもしれません。
ということで、月が変わったので、またできる範囲でボチボチとアルバム紹介したいと思います。
クリス・ブラウンのデビュー作です。なつかしい。当時16歳。若すぎる! そして、すでに完成されている。その後の彼のスター街道、リアーナとの例のアレも含めて、彼はもうなるべくしてスターになったとしか思えません。スゴすぎです。
別にいまこの作品を取り上げる深い理由というのは特にないんだけど、いまでもゴシップ的なものを含めさまざまなニュースを提供してくれている彼の偉大さに改めてスポットライトを当ててみよう、ってなことでいきたいと思います(笑) ちなみに現在23歳です。まだまだ若い!
そういえば昔、NHKの音楽番組で彼が「Run It!」をパフォーマンスしているのをリアルタイムで観たことがあります。ほんまに16歳かいな!っていうぐらいキレのいいダンスと、クール過ぎるサウンドプロダクションに、「ああ、海の向こうから来はったんやー。スゴイなあ。でも、コレ先に進みすぎて日本で流行らんやろうなあ」と思ったことをなぜか記憶しています。もちろん、マイケルの影響が濃厚やなあということも。
では、内容をさっそく見て行きましょう。
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