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2013年12月9日月曜日

My Favorite Christmas Albums/我が家のクリスマス・アルバム

気づけばもう12月、いつの間にかグラミー・ノミネートも発表されていた、という程に時間が流れるのが早いですね。

せっかくのこの時期なので、今回は特別企画として、わが家にあるクリスマス・アルバムをいくつか紹介しようと思います。

日本ではそれほど馴染みがないですが、アメリカではある程度のキャリアを持つアーティストなら一度は手を染めるという代物、それがクリスマス・アルバムです。わざわざこの時期のためだけに、アルバムを一枚作っちゃうだなんて、それこそ贅沢だと思うのですが、みんなこぞってこうしたアルバムを制作する背景として、①冬季限定とはいえ爆発的にヒットを記録する可能性がある(定番になるとコンスタントに売れ続けることも)、②たとえ売れなくても「クリスマス・アルバムだから」と言い訳できる、③スタンダードのカバー中心で制作できるから、シングルヒットを狙う必要もないし、楽曲制作のコストも抑えられる、④トレンドを押さえることもアーティストイメージを守る必要もなく、制作面でも比較的自由に取り掛かれる(その分、意外な側面を披露することもできる)、⑤プロモーションにそれほど労力を費やす必要がない(ヒット前提でないならば)、などが上げられると思います(他にもあるかも・・・)。

まあ、日本のアーティストがいつからか「さくら」の歌をこぞって出し始めたように、アメリカにとってこうしたアルバムというのは、いまやある種の伝統を形作っているのかもしれませんね。

それはそうと、アメリカでもっとも売れたクリスマス・アルバムって何かご存知ですか? これが、調べてみてわかったのですが、1957年にリリースされたエルヴィス・プレスリーの『Elvis' Christmas Album』が1位なんだそうです。これまでに累計1300万枚ほどの売り上げがあるそう。なんでそんなにヒットしたのかわからないのですけど(いや、確かにスーパースターだから売れて当然なんだけど)、とにかくすごいですね! この記録はそうそう破られることはないでしょうね。それ以外にも、近年ではジョシュ・グローバンやマイケル・ブーブレらが大ヒットを飛ばしていますね。

さて、今年もいろいろなアーティストがクリスマス・アルバムを出していて、個人的にはメアリー姐さんのアルバムが気になっているのですが、ちょっとお値段高めだし地味そうなので買い控えています(汗) というか、中古以外でクリスマス盤ってほとんど買ったことない気がしますね。なんていうか、そこまで頻繁に聴くもんじゃないので。

ただ、それでも、マイ・ライブラリーにはいろいろなクリスマス・アルバムがあるし、この時季になるといろいろ引っ張りだして聞きたくなるものです。なので、今回はその中からオススメの作品をいくつか取り上げたいと思います(いつもみたいな詳細な解説はなしです)。

2012年12月18日火曜日

Jermaine Dupri Presents『12 Soulful Nights of Christmas』(1998)

あと1週間でクリスマス! ということで、いまの時期にしか楽しめない(ってことないけど)クリスマス盤を聞かねばと思いつつ、なかなか追いついていないのが現状。まあ、ボチボチやりますよw

ということで、今日はジャーメイン・デュプリが1996年に発表したクリスマス・コンピレーションについて書きます。

タイトルには「12」とありますが、1998年にリイシューされたヴァージョンには14曲収録されています。全部新録、オリジナル曲も多数含まれおり、コンピレーションにしてはかなりの力の入れ様です。さすが、当時は飛ぶ鳥を落とす勢いだったデュプリといったところでしょうか。

参加アーティストですが、ソー・ソー・デフ所属のエクスケイプ、トリーナ・ブロッサード、トレイ・ロレンツ、ネーネ・リー、ジャッギド・エッジに加え、ケニー・ラティモア、、ケイシー&ジョジョ、アリシア・キーズ、チャカ・カーン、フェイス・エヴァンス、ブライアン・マックナイト、タミア、ジェラルド・レヴァートとかなり豪華なラインナップ。いかにも90年代っぽいですが(当たり前か)、R&Bファンにはおなじみのメンバー、そしてわたしが好きなアーティストも多数含まれているので、かなりいい感じです。デビュー前のアリシアの歌声が聞けるなど、ファンにとってもレアとも言える作品かもしれませんね。

制作にはもちろんデュプリをはじめソー・ソー・デフのプロデューサーが関わっています。ただ全く外部な曲もあって、そこら辺はうまくバランスが取れているなあと思います。

全体の印象ですが、やはりソウルフルを銘打っているだけあって、地味にしっとり聴かせる曲が多いなあという感じがしました。バラード主体なので、家で落ち着いた雰囲気で聴くのに持って来いだと思います。

ハイライトはやはりアリシア・キーズの「Little Drummer Girl」でしょうか。アリシアとロドニー・ジャーキンスがプロデュースしてるのだけど、当時まだ15才とは思えないほどの大人びたソウル。ピアノも自分で演奏してるし、これぞ才能の塊といったところでしょうか。でも、メジャー・デビューするまでにここ5年もかかったんですよね。


同じく、アリシアをはじめ多数のアーティストがVoices of Soul名義で参加した「Someday At Christmas」も、コンピならでは一曲だと思います。


他にもレアな音源が多数収録された一枚。いまや入手困難な一枚かもしれないけど、機会があればぜひ聴いて欲しいですね。



2012年12月5日水曜日

「All I Want for Christmas Is You」のカバーあれこれ

もうすぐクリスマス。この時期になると聞きたくなる曲といえば、マライア・キャリーの名曲「All I Want for Christmas Is You」。日本でもっとも有名なマライア様のヒット曲といってもよいでしょう。

この曲は、1994年に発表されたホリデイアルバム『Merry Christmas』に収録されています。日本ではドラマ「29才のクリスマス」の主題歌として起用され、洋楽シングルとしては異例のミリオンセラーを記録しています。すごいですね。

すでに別ブログで、この曲のビミョーな進化について書いたけど、今回はいつもと趣向を変え、さまざまなカバー・バージョンについて聞き比べをしてみたいと思います。カバーの多さを見るだけで、たくさんのアーティストにこの曲が愛されているということがわかりますよね。

☆シャナイア・トゥエイン(1998年)
カントリーポップスの女王、シャナイア・トゥエインが『The Today Show』という番組で披露したカバー。ヴィジュアル的には若いのだけど、少しアダルトな雰囲気ですね。



☆オリヴィア・オルソン(2003年)
映画『Love Actually』のサントラに収録されている一曲。歌っているのは当時12歳で、この作品がデビュー作となるアメリカの女優さんです。かわいらしい感じですね。



☆マイ・ケミカル・ロマンス(2004年)
日本でもヒットを記録している4人組ロックバンドの意外とも言えるカバー。途中でメロディーぐちゃぐちゃになっちゃったり、ハチャメチャな感じ。かなり自由に歌ってますね。ロック的な意匠ということでしょうか。ノリノリなのが好きな人にはオススメかも。



☆マイリー・サイラス(2007年)
ウォルト・ディズニー制作『ハンナ・モンタナ』のサントラで大ブレイクしたティーン・アイドルの弾けるようなパフォーマンス。いかにもアメリカンなポップスに仕上がってますね。



☆ジョン・メイヤー(2008年)
今年リリースしたアルバムも全米1位を獲得するなど、絶大な人気を誇るシンガー・ソングライターのライブカバー。アコースティック・テイストですね。




☆Suemitsu & the Suemith(2008年)
日本のアーティストもカバーしてます。『Best Angle For the Pianist』というアルバムに収録された一曲。ピアノロック調になってます。




☆レディー・アンテベラム(2010年)
大人気カントリートリオのホリデイ・アルバム『A Merry Little Christmas』に収録されているカバー。しっとりと美しく、コーラスもバッチリですね。



☆マイケル・ブーブレ(2011年)
カナダ出身のジャズ・シンガーの、昨年大ヒットを記録したホリデイアルバム『Christmas』に収録されているカバー。ブー様の声は渋くて艶があって、ステキですねえ。



☆グリー・キャスト(2011年)
日本でもいよいよ放映が始まったコーラス青春群像劇(って形容でいいの?)『Glee』のアンバー・ライリーによるカバー。原曲の雰囲気を壊すことなく、ポップにまとめあげてますね。



☆シーロ・グリーン(2012年)
最後は、昨日取り上げたシーロのホリデイアルバム『Cee Lo's Magic Moment』に収録のカバー。華やかなアレンジが施されています。



ということで、調べれば他にもいろいろとありそうなのですが、ココらへんで止めておくことにしましょう。たくさんのバージョンがあって、それだけこの曲のポテンシャルが高いということを証明していると思うんですけど、いかがでしょうか。わたしはマイケル・ブーブレのカバーにうっとりしてしまうのですが、もっと大胆なアレンジのカバーがあってもいいのかなと思ったり・・・探せばあるのかもしれないけどね。

2012年12月3日月曜日

Cee Lo Green『Cee Lo's Magic Moment』

『The Lady Killer』、というか「Fuck You」の大ヒットによって、歌手として一躍メジャーに出たシーロ・グリーン。彼がもともとグッディー・モブというアトランタのヒップホップ集団の一員で・・・みたいな説明は、あのいぶし銀のソウルヴォイスが世間に知れ渡ったあとでは無用かもしれませんね。とにかく、「Fuck You」のインパクトには凄まじいものがあったのです、はい。

ということで、そんなシーローがクリスマス・アルバムを発表。チャート的にはいまのところ最高67位と、ヒットにはつながってないみたいだけど、これは本当にいいですよ! クリスマスのムードを高める、楽しくもぬくもりのあるナンバーが満載です。素晴らしい企画盤だと思います。

もちろん、クリスマス・アルバムなので、日本でもお馴染みの「Silent Night」や「White Christmas」といった定番ナンバーのカバーが入っています。ともにオーディション番組『The Voice』の審査員を務めるクリスティーナ・アギレラとのジャジーな共演もあります(「Baby It's Cold Outside」)。当たり前といえば当たり前かもしれないけど、向こうにはクリスマスナンバーがたくさんありますよね(でも知らない曲も多いけど)。

それ以外にもすでにクラシックと言っていいマライア様の「All I Want For Christmas」カバーが注目でしょうか。この曲、いろんなアルバムにカバーされてますけど、やっぱり聴いているとテンション上がりますね。シーロー版も味があって素晴らしいです。

おもしろいのはオリジナル曲の「All I Need Is Love」。なんとディズニーの「マペッツ」と共演しちゃってます。弾けるような楽しいノリの一曲。音像ではわからないけど、映像ではしっかりシーローと共演しているのがわかりますw シーローもキャラ立ちがすごいから、みんな揃ってファンタジーっぽいですよね。


毎年のようにクリスマス・アルバムって出てるけど、今年の注目作は間違いなくこのアルバムだと思いますよ。