ファンテイジアの待望の4作目がリリースされました。元祖アメリカン・アイドルもデビューしてからすでに9年目に突入。すでに中堅の域に入っていますが、マイペースに活動しているのがいいですね。
約3年ぶりとなる今作、全米チャートでは前作と同様、初登場2位を記録しています。シングル的に派手なチャートアクションがなかったにもかかわらず、これだけのセールスを記録したのは素晴らしいと思いますね。「アイドル」という枠組みを越えて、彼女がR&Bファンに支持されている証拠ではないでしょうか。
さて、今作で注目すべき点と言えば、アルバムほぼ全編をロンドン出身のハーモニー・サミュエルズがプロデュースしているということ。自作自演系以外で、一人のプロデューサーとがっちりタッグを組むというのはR&Bではとても珍しいことだと思います(近年だとクリセット・ミッシェルも同様の試みをしてましたね)。相性の問題もあると思うけど、よっぽど波長が合ったのでしょう。
さて、それではさっそく内容に移りましょう。
2013年5月2日木曜日
2013年4月11日木曜日
Eve『Let There Be Eve...Ruff Ryders' First Lady』(2001)
女性ラッパーのイヴが11年ぶりの新作をリリースするとのことです。いままで何度も延期を繰り返してきた、あの『Lip Lock』。
ついにリリースされるということがいまだに本当かどうか信じられないでいるのだけど(笑)、まあ、トラックリストやジャケ写も公開されていることだし、今回は本気なんだと思います。
ラッパーとして新作が出ない間にも客演仕事や女優業をこなしていた訳で、決して何もしていなかったわけではないのだけど、11年という月日は待たされるにはあまりに長い月日ですよね。それはもちろん、当人にとってこそ、そうでしょう。やっと新作が出せる・・・イヴ自身がきっとそう思っているに違いないと思います。
さて、イヴのことを考えながらふと思ったのは、女性ラッパーの栄枯盛衰というか、女性ラッパーとしてこの業界で生き残ることの難しさです。90年代から2000年代にかけて活躍した女性ラッパーを思い出してみると、ダ・ブラットにリル・キムにフォクシー・ブラウンにミッシーにショウナにと、どのラッパーも2000年台の半ばでその命脈が途絶えてしまうんですよね。つまり、次の新作が出せないままフェイドアウト。トリーナは頑張っていると思うけど、それ以外はよくて新作の制作に取り掛かっているという話があるだけですよね。ミッシーなんか、さすがにコンスタントに客演仕事こなしてるけど、どちらかというとプロデューサーとして花開いた感じで、予告されている『Block Party』なる新作はいまだにリリースの目処すら立ってない。
そう思うとニッキー・ミナージュの快進撃はすさまじいと思うのだけど、そんな彼女ですら最近ちょっと失速気味な気がするんですよねー。大変だなあw
ということで、女性ラッパーの時代が再度来ることを願いながら、今回はイヴのデビュー・アルバムを取り上げようと思います。
タイトルどおり、ラフ・ライダーズという当時の新興ヒップホップ勢力の紅一点女性ラッパーとしてイヴはデビューしました。アルバムはいきなり全米1位の大ヒット。一躍イヴの名前を全国区に知らしめましたね。
さっそく内容に移りましょう。注目はなんといっても、アルバムの大半をスウィズ・ビーツがプロデュースしているということ。当時の彼らしいビートが炸裂する、懐かしくもクールな一枚になっています。
一部をかいつまんで見ていきます。
ついにリリースされるということがいまだに本当かどうか信じられないでいるのだけど(笑)、まあ、トラックリストやジャケ写も公開されていることだし、今回は本気なんだと思います。
ラッパーとして新作が出ない間にも客演仕事や女優業をこなしていた訳で、決して何もしていなかったわけではないのだけど、11年という月日は待たされるにはあまりに長い月日ですよね。それはもちろん、当人にとってこそ、そうでしょう。やっと新作が出せる・・・イヴ自身がきっとそう思っているに違いないと思います。
さて、イヴのことを考えながらふと思ったのは、女性ラッパーの栄枯盛衰というか、女性ラッパーとしてこの業界で生き残ることの難しさです。90年代から2000年代にかけて活躍した女性ラッパーを思い出してみると、ダ・ブラットにリル・キムにフォクシー・ブラウンにミッシーにショウナにと、どのラッパーも2000年台の半ばでその命脈が途絶えてしまうんですよね。つまり、次の新作が出せないままフェイドアウト。トリーナは頑張っていると思うけど、それ以外はよくて新作の制作に取り掛かっているという話があるだけですよね。ミッシーなんか、さすがにコンスタントに客演仕事こなしてるけど、どちらかというとプロデューサーとして花開いた感じで、予告されている『Block Party』なる新作はいまだにリリースの目処すら立ってない。
そう思うとニッキー・ミナージュの快進撃はすさまじいと思うのだけど、そんな彼女ですら最近ちょっと失速気味な気がするんですよねー。大変だなあw
ということで、女性ラッパーの時代が再度来ることを願いながら、今回はイヴのデビュー・アルバムを取り上げようと思います。
タイトルどおり、ラフ・ライダーズという当時の新興ヒップホップ勢力の紅一点女性ラッパーとしてイヴはデビューしました。アルバムはいきなり全米1位の大ヒット。一躍イヴの名前を全国区に知らしめましたね。
さっそく内容に移りましょう。注目はなんといっても、アルバムの大半をスウィズ・ビーツがプロデュースしているということ。当時の彼らしいビートが炸裂する、懐かしくもクールな一枚になっています。
一部をかいつまんで見ていきます。
ラベル:
2001,
Eve,
Female Rap
2013年4月3日水曜日
Chris Brown『F.A.M.E』(2011年)
あ、もう4月だ(^_^;) 更新ペースがどんどん落ちてるぞw
今回は再びクリス・ブラウン。
先月クリス・ブラウンを取り上げようと思った理由はもうよく覚えていないのだけど、せっかくなのでもう1枚ぐらい紹介しようかと・・・深い意味はありませんw
改めて見ると、このジャケ写、なんかイカツイですね。なんでしょう、この感じは。グラフィティ・アートっぽいけど、まあ、ストリート感をアピールしたんでしょうかね。
彼のキャリアを振り返ると、リアーナとの一件があって、3rdアルバムの『Graffiti』が見事にコケてしまったわけだけど(内容は充実してたはずなのに、評価が散々だったのはわかりやすくて笑えますね)、そこからミックステープを発表するなどして、再度自らの実力と存在感をアピール、その中から生まれた大ヒット曲「Deuces」が、復活への踏み台となりましたね。
すでにメジャーで活躍していて、しかもR&Bシンガーである彼がミックステープで勝負するというのはなかなか挑戦的なことだと思うのだけど、そこを臆せずにしたのが若さだなあと感心します。また、ミクステの流儀に則り見事なラップも披露して、ストリートへのアピールをしっかりできたのも大きいかったのかもしれません。
とにかく、いろいろなチャンスをものにして、見事なカムバックを果たしたクリス・ブラウン。そのことを象徴するかのように、このアルバムは彼に初めての全米1位の栄誉をもたらすことになりました。
ということで、さっそく内容に移りましょう。
今回は再びクリス・ブラウン。
先月クリス・ブラウンを取り上げようと思った理由はもうよく覚えていないのだけど、せっかくなのでもう1枚ぐらい紹介しようかと・・・深い意味はありませんw
改めて見ると、このジャケ写、なんかイカツイですね。なんでしょう、この感じは。グラフィティ・アートっぽいけど、まあ、ストリート感をアピールしたんでしょうかね。
彼のキャリアを振り返ると、リアーナとの一件があって、3rdアルバムの『Graffiti』が見事にコケてしまったわけだけど(内容は充実してたはずなのに、評価が散々だったのはわかりやすくて笑えますね)、そこからミックステープを発表するなどして、再度自らの実力と存在感をアピール、その中から生まれた大ヒット曲「Deuces」が、復活への踏み台となりましたね。
すでにメジャーで活躍していて、しかもR&Bシンガーである彼がミックステープで勝負するというのはなかなか挑戦的なことだと思うのだけど、そこを臆せずにしたのが若さだなあと感心します。また、ミクステの流儀に則り見事なラップも披露して、ストリートへのアピールをしっかりできたのも大きいかったのかもしれません。
とにかく、いろいろなチャンスをものにして、見事なカムバックを果たしたクリス・ブラウン。そのことを象徴するかのように、このアルバムは彼に初めての全米1位の栄誉をもたらすことになりました。
ということで、さっそく内容に移りましょう。
2013年3月26日火曜日
Justin Timberlake『The 20/20 Experience』(2013)
気づけばもう3月も終わりかけですね・・・油断するとすぐにブランクが空いちゃうなw
さて、今月の音楽業界で一番の話題と言えば、このJTの7年ぶりとなる新作でしょう。現地点で、当初予想された初週50万越えから上方修正され、いきなりミリオンヒットが見えてきたというニュースがあり、今年前半の最大のメガヒット作であることは間違いないでしょう。
それにしても、鮮やかなカムバックだと思います。前作の『Future Sex/Love Sounds』が1年以上にわたり大ヒットしたがた故に、すぐに新作をリリースするとは思えなかったけど(その間、俳優業も積極的にこなしていたし)、7年というのは相当なブランクなはず。にもかかわらず、誰もがそのリリースを待ち望んでいたかのように、そしてその期待に応えるように、JTはまたこの時代に強力な新作を世に送り出してきたわけです。
そして、前作では参加を断られたというJay-Zを迎えての新曲「Suit & Tie」で、突如としてその存在感をアピールしたかと思えば、立て続けにアルバムリリースの発表、自身もTV番組などに積極的に出演するなどして巧みなプロモーション活動を展開。周到な準備を得ての満を持してのリリースです。ここまで見事な復活劇も珍しいのではないかと思います。
もちろん、その前提として、彼の音楽性の素晴らしさというのがあるわけですね。それこそがスターの証でもあるわけだから。期待はずれのものを出しても、それに金を出すほどリスナーは甘くないわけです。
ということで、文脈を語るだけでもたくさんの情報が必要な、このアルバムについて、わたしなりの感想を書きたいと思います。
まず、今作の特徴は、前作と同様にティンバランド(およびその片腕J-ロック)をプロデューサーとして迎え、ガッツリチームを組み一つの作品をつくりあげてきたこと。正規版全10曲という曲数ながら、一曲の演奏時間が長く、1曲の中でもビートが変化するなど、シングル量産というよりは、全体としてのコンセプトを優先した印象ですね。
では、さっそく内容へ。
さて、今月の音楽業界で一番の話題と言えば、このJTの7年ぶりとなる新作でしょう。現地点で、当初予想された初週50万越えから上方修正され、いきなりミリオンヒットが見えてきたというニュースがあり、今年前半の最大のメガヒット作であることは間違いないでしょう。
それにしても、鮮やかなカムバックだと思います。前作の『Future Sex/Love Sounds』が1年以上にわたり大ヒットしたがた故に、すぐに新作をリリースするとは思えなかったけど(その間、俳優業も積極的にこなしていたし)、7年というのは相当なブランクなはず。にもかかわらず、誰もがそのリリースを待ち望んでいたかのように、そしてその期待に応えるように、JTはまたこの時代に強力な新作を世に送り出してきたわけです。
そして、前作では参加を断られたというJay-Zを迎えての新曲「Suit & Tie」で、突如としてその存在感をアピールしたかと思えば、立て続けにアルバムリリースの発表、自身もTV番組などに積極的に出演するなどして巧みなプロモーション活動を展開。周到な準備を得ての満を持してのリリースです。ここまで見事な復活劇も珍しいのではないかと思います。
もちろん、その前提として、彼の音楽性の素晴らしさというのがあるわけですね。それこそがスターの証でもあるわけだから。期待はずれのものを出しても、それに金を出すほどリスナーは甘くないわけです。
ということで、文脈を語るだけでもたくさんの情報が必要な、このアルバムについて、わたしなりの感想を書きたいと思います。
まず、今作の特徴は、前作と同様にティンバランド(およびその片腕J-ロック)をプロデューサーとして迎え、ガッツリチームを組み一つの作品をつくりあげてきたこと。正規版全10曲という曲数ながら、一曲の演奏時間が長く、1曲の中でもビートが変化するなど、シングル量産というよりは、全体としてのコンセプトを優先した印象ですね。
では、さっそく内容へ。
2013年3月8日金曜日
Kendrick Lamar『Good kid, M.A.A.D City』(2012)
ケンドリック・ラマーの傑作と誉高いこのセカンド・アルバムが国内盤でも出たということで、改めて聴いてみることにしました。
実はリリースされた当初、このアルバム一度CDショップで試聴したんだけど、そのときは「今回は見送ろう」って思ったアルバムの一つだったんですよね。それほど、パッと聴いたときの印象はそんなによろしくなかった。
それでも、次にCDショップにいった際に結局買うことにしたのは、このアルバムの批評家のみなさんの評価があまりにも高かったから。「え、このアルバムそんなにスゴイの?」と思い、ちょっと高かったけど、わざわざ2枚組のデラックス盤を購入して、聴いたのでした。
でも、何回か聴いて、いつの間にかコレクションの中へ・・・気分の問題もあるけど、そんなにしょっちゅう聴いてられないなあというのが、正直なところです。だって、暗いねんもんw
ケンドリック・ラマーの名前、というか存在を意識したのはThe Gameの『The R.E.D. Album』の2曲目に入っていた「The City」を聴いたときでしょうか。これにはぶったまげました。完全にゲームを食うような感じで威勢よく彼がラップしていたから。スキルもさることながら、なぜ冒頭からこんな主役食いな客演をゲームは採用したのだろうかと。まあ、まだメジャーじゃなかったから、同郷のラッパーとして後押ししたかったのかもしれませんね。結果としていまここまで成功を収めているのだから、親分としての役割はきちんと果たせたということでしょう。
このアルバム、ドクター・ドレーの主宰するアフターマスからのリリースです。今作でもラッパーとして登場してますが、残念ながらビートは提供していません。キャッシュマネーみたいにレーベルとして成功をおさめる気などさらさらなく、いままで何人ものアーティストが塩漬けにされたこのレーベルからアルバムが出たというのがある種の奇跡かもしれませんが、ドレーのOKをもらえたというだけで、もうタダ事ではありませんよね。
さて、内容について何曲か取り上げて触れて行きましょう。残念ながら称賛されている彼のリリシズムについて解説できる力量はないので、ざっくり聴いた印象でしかないですが、まだ聴いてないという方は参考になさってくださいませ。
実はリリースされた当初、このアルバム一度CDショップで試聴したんだけど、そのときは「今回は見送ろう」って思ったアルバムの一つだったんですよね。それほど、パッと聴いたときの印象はそんなによろしくなかった。
それでも、次にCDショップにいった際に結局買うことにしたのは、このアルバムの批評家のみなさんの評価があまりにも高かったから。「え、このアルバムそんなにスゴイの?」と思い、ちょっと高かったけど、わざわざ2枚組のデラックス盤を購入して、聴いたのでした。
でも、何回か聴いて、いつの間にかコレクションの中へ・・・気分の問題もあるけど、そんなにしょっちゅう聴いてられないなあというのが、正直なところです。だって、暗いねんもんw
ケンドリック・ラマーの名前、というか存在を意識したのはThe Gameの『The R.E.D. Album』の2曲目に入っていた「The City」を聴いたときでしょうか。これにはぶったまげました。完全にゲームを食うような感じで威勢よく彼がラップしていたから。スキルもさることながら、なぜ冒頭からこんな主役食いな客演をゲームは採用したのだろうかと。まあ、まだメジャーじゃなかったから、同郷のラッパーとして後押ししたかったのかもしれませんね。結果としていまここまで成功を収めているのだから、親分としての役割はきちんと果たせたということでしょう。
このアルバム、ドクター・ドレーの主宰するアフターマスからのリリースです。今作でもラッパーとして登場してますが、残念ながらビートは提供していません。キャッシュマネーみたいにレーベルとして成功をおさめる気などさらさらなく、いままで何人ものアーティストが塩漬けにされたこのレーベルからアルバムが出たというのがある種の奇跡かもしれませんが、ドレーのOKをもらえたというだけで、もうタダ事ではありませんよね。
さて、内容について何曲か取り上げて触れて行きましょう。残念ながら称賛されている彼のリリシズムについて解説できる力量はないので、ざっくり聴いた印象でしかないですが、まだ聴いてないという方は参考になさってくださいませ。
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