2013年12月23日月曜日

My Memorable Albums of the Year 2013/2013年思い出のアルバム特集

音楽業界に年末に飛び込んで来たビッグ・ニュースといえば、そうビヨンセの突然のアルバムリリースですよね。もう今年はケルズ師匠のエロアルバムでレビューは打ち止めと思っていたので、個人的にうれしい悲鳴を上げているところです。なのですが、まだじっくり聞けていなくて、レヴューはお預けになっています。近いうちにぜひとも書きたいと思っています。

さて、そろそろ年末だし、気づけばこのブログ、開設から1年以上経っていました! まだ1年しか経っていないともいえるのですが、ほそぼそながらよくぞ飽きることなく更新を続けてきたものだと思います。自分で自分を褒めてあげたいですw

ということで、今回は特別編として、今年聴いたアルバムの中で印象的なものなどを勝手に選んで一年を振り返りたいと思います。向こうのメディアが大好きな「年間アルバム大賞」みたいなやつですね。

ただですね、ランキングをつけて云々というのは、わたしの能力ではできないというか、あまり意味がないような気がするんですよね。そこで趣向を変えて、より親しみやすく「◯◯大賞」みたいな形で一年を振り返ってみたいと思います。選考対象は主に今年リリースされた作品or今年購入した作品(一部例外あり)、レビューしたやつもそうじゃないやつも混じっています。



☆アクセスポイント大賞: Kendrick Lamar『Good Kid, M.a.a.D City』
どのブログにも付属しているとは思いますが、ブロガーにも統計機能がありまして、それでアクセス数を見ていると、なんとこのアルバムのレビューへのアクセス数が年間を通して一番高かったのです! 個人的にそんなに力を入れて書いた記事じゃなかったので驚きなのですが、やはり今年の顔ともいえるほどの大ブレイクを果たしたアーティストなので、みなさんの関心も高かったということでしょうか。グラミーにもいろいろノミネートされていましたけど、個人的にはメアリー姐さんとのジョイントがその中に入っていたのがうれしいですね。

☆ゴールドディガー大賞: Faith Evans『R&B Divas』
わたしね、新作はCDショップで買いますが、たぶん新作の倍以上は中古でCDを入手しているのです。そりゃあね、ビンボー人だからCDにそんなにお金かけられないのよ。そんな人間が音楽を楽しむには、ブックオフと仲良くなるしかない・・・ということで、今年もたくさん掘り出し物を入手しましたが、一番の収穫はこの作品だと思います。しれっとグラミーにもノミネートされていたりしますが、貫禄の歌姫たちの共演が予想以外に素晴らしかったので、これは本当に見つけてラッキーって感じでしたね。

☆透明だけど不透明大賞: Kanye West『Yeezus』
そっけなさ過ぎるアルバムデザインのCDの中に込められた、あまりにもハイブリッド過ぎる作風に誰もが驚き、そしてことばを失いました。わたし、このアルバム発売してからすぐに買ったけど、いまだにまともに聴き通せていません(爆) 各メディアがこぞってベストアルバムにランクインさせる程、通をうならせた作品だとは思いますが、いまだにわたしとってはその凄さを見通すことができていません・・・なので不透明大賞です。

☆やっちまったなあ大賞: will.i.am『#willpower』
ウィル・アイ・アム、天才だと思っていたのに・・・ブリトニーの最新作でエグゼクティブ・プロデューサーを務めているけどあれも大コケ、結局ヒップホップから離れちゃったから凡庸になっちゃったんでしょうね。この前ブックオフでこのアルバム、2枚組の国内盤なのに早くも500円棚に置いてあってビックリしました。そろそろ路線変更しないとヤバいよなあと思います。EDMって下手に手を出したら痛い目に合いますねw

☆脱ぎっぷり大賞: Miley Cyrus『Bangerz』
誰も彼もが脱ぎたがるアメリカのショービズ界ですが(特にラッパーね)、彼女の全裸鉄球はもっともインパクトがあるものの一つだったと言っていいでしょう。レディー・ガガが同じことをしたら笑いが起きそうですが、過剰とも言えるイメチェン戦略をとることで、アメリカン・アイドルからの脱却を図ったその意気込みは十分に「買い」だと思います。 

☆レンタル大賞: Earth, Wind & Fire『Now, Then & Forever』
職場で唯一、同僚に貸し出すということをしたのがこのCD。往年のソウルが好きということで、新作が出たことを伝えると興味を示されたので、お貸ししました。まさかよろこんで頂けるとは思わなかったのですが、内容も予想外によかったですよね。

☆フリーダウンロード大賞: The Game『OKE (Operation Kill Everything)』
今年はあんまりミックステープをダウンロードしなかったなあと。そもそもミクステを熱心に聴くタイプではないのですが、そんな中で感心したのがこのゲームのミックステープ。全部新曲でプロデューサー・ゲストも豪華。さすがのヴォリュームですが、これ別にフィジカルでリリースしてもよくね?っていうぐらいの高品質だったりするので驚きです。過去にもこういう音源を惜しみなくリリースしてきた彼ですが、50セントが停滞気味な中、いまだにこうした量産体制を続けられるのはさすがですね。ウェッサイの王者の株はすっかりケンドリック・ラマーに奪われてしまいましたが、彼はまだまだ行けるでしょう。

☆スティーヴィー・ワンダー大賞: India.Arie『Songversation』
昨日ですが、スティーヴィー・ワンダーのコンサートがLAであって、そこに登場したインディア・アリーの最新作について御大はグラミーのノミネートを受けるべきだったと発言した、とビルボードのツイッターが伝えています。この二人の関係はいまや特別なものかもしれませんが、わたしも彼女のアルバムはスバラシイと思っていたので、こうして御大からお墨付きを与えられるほどの出来の作品に、勝手にこの賞を差し上げることにしますw

☆レディー・ソウル大賞: Fantasia『Side Effects of You』
好きなジャンルなのでブログでも一番取り上げました。その分選ぶのに迷いましたが、このしゃがれ声ディーヴァの作品を選出しました。本作にも参加しているケリー・ローランドのアルバムもよかったのですが、一年を通してよく聴いたのはこっちだったので、ファンテイジアの方にしました。これまでの彼女の良さにプラスαの部分があって、また一皮むけたなあと思いますね。



ということで、他にも取り上げたい印象的なアルバムはいろいろありましたが、やってたら全部取り上げることになりそうなのでこのへんで切り上げておきます。みなさまのお気に入りの作品は含まれていたでしょうか?


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